■ ID | 717 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 石膏ボード破砕選別物の課題と環境保全技術 |
■ 著者 | 小野雄策
日本工業大学 川嵜幹生 埼玉県環境科学国際センター 山田正人 (独)国立環境研究所 遠藤和人 (独)国立環境研究所 |
■ 出版元 | 北海道大学衛生工学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第17回衛生工学シンポジウム、平成21年6月30日 |
■ 抄録・要旨 | 建設リサイクル法における次の特定建設資材として検討されている廃棄物は廃石膏ボード類である。現在、新築系で約80%、解体系で約40%強がリサイクルされている。リサイクルの方向性としては、工業系資材(石膏ボード原料、セメント資材など)、土木系資材(地盤改良材など)及び農業系資材(肥料など)に分けられる。しかし、廃石膏ボード類を埋立や土木資材として用いた場合は、環境汚染が付きまとう。廃石膏ボードはアスベスト(一部のボード)やヒ素及びカドミウム(一部のボード)、フッ素(ほとんどのボード)を含有していることが知られている。また、土層中に埋設した場合、微生物反応による硫化水素ガス生成の要因となる。
そこで、廃石膏ボード類を土木資材として環境中で使用するための環境保全技術の開発として、塩化第二鉄溶液による洗浄及び鉄の添加を試みた。その結果、塩化第二鉄処理を行うことによって、石膏中のフッ素を効果的に除去できることが分かった。 |
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